スクラムフェス三河2025へ参加しました

こんにちは、ログラスでプロダクトデザイナーをしているたがや(@tgy100)です。今回、9/5-9/6 に開催されたスクラムフェス三河2025へ参加したため、レポートを書いていきます。

私自身スクラムフェスへの参加は今回が2回目です。初参加はスクラムフェス金沢2025で大変充実していたため、今回も楽しみにしていました。しかし、台風の影響で新幹線が遅延してしまい Keynote に間に合わず、1日目は Networking Party からの参加となりました。

Networking Party ではスクラムフェス金沢2025でお会いした方々と再会できただけでなく、今年8月に開催された葛飾粟田祭り2025でお会いした方々とも再会でき、1ヶ月ぶりに三河で会うことになるとは思わず、嬉しかったです。
2,3次会と参加させていただきましたが、いろんな方といろんな話をさせていただき、三河のほど良い気候もありとても楽しい時間を過ごすことができました。お話させていただいた皆様、本当にありがとうございました!!

 

ここから、2日目に参加したセッションの感想を書いていきます。

 

A Journey as Staff Engineer at SmartNews: 一年間の経験から語る、ICキャリアの今とこれから

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  • 「スタッフエンジニア」自体をこのセッションで初めて知りました。シニアエンジニアの先にあるキャリアで、技術的な支援を行うことでチームの障壁を取り除く役割をされているイメージを持ちました。
  • Ikuoさんのスタッフエンジニアとしての「うまくいかなかった事例」は職種や経験が異なる私にも共感できる内容でした。「信頼貯金で仕事をしている」ということを念頭においてチームへ支援・貢献するマインドを常に持ちたいと思いました。
  • Ikuoさんのプレゼンの背景にある圧倒的な知識量を感じました。

「メカアジャイルのその後 ~実践編~」 ― 顧客検証を阻む“ルールの壁”を越えて ―

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  • メカアジャイルのセッションを聞くのは今回が初めてでした。メカ(=ハードウェア)×アジャイル は馴染みがない領域で新鮮でした。
  • 出荷ルールの位置付けを「最終確認」から「仮説検証のため」のものへ変えることによって、早い段階からFBを得ることができ、余計な手戻りをなくせた、という話が印象的でした。
  • 仕組みを改善するためにお客様やQAなど、周囲を巻き込むなどの取り組みによって、アジリティの向上にしっかり繋げられていることがすごいと思いました。

なぜ人はすれ違うのか。製造業で当たり前に行っていた根回しから考える、事前の配慮で顧客やチームとの対話を促進する方法。

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  • 事前に頭出しをしてコンテキストを揃えることや、相手に安心してもらえるような配慮など、根回しの前向きな部分を抽出して「ネマワシ」と呼び直す再定義の仕方が素敵だと思いました。
  • 発表の序盤で紹介されていた「すれ違い」の例は、私にも経験があるため共感できました。
  • 日々の何気ないコミュニケーションの積み重ねも大事。心の中で「いいね」と思って終わることもありますが、素直に「いいね」と伝えられる人はやっぱり素敵だし、私自身しっかり伝えていきたいと思いました。
  • かつさんの穏やかな語り口もあって、学びがスッと入ってくるセッションでした。

BXデザイン組織が挑んだスクラム 〜ブランドを育み、デザイナーを解放する変革の物語〜

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  • 同僚のBX(Brand eXperience)デザイナーのタディさんの発表です。開始直後に機材トラブルがあり少しハラハラしましたが、無事に進行できてよかったです。同僚の大平さんのフォローもナイスでした。
  • BXという領域にスクラムを導入したということ自体が新鮮で、チャレンジングだと感じました。
  • 導入によって単なるプロセス改善に留まらず、メンバーの意識や組織のあり方そのものが変わる過程を見て、「スクラムは道具ではなく、組織の課題を解決する「考え方」そのものであった」というタディさんの気づきが素敵だと思いました。
  • 私はこれまで、すでにスクラムが根付いたチームに入る立場が多かったので、ゼロから導入し、実際に組織が変わっていく過程を経験したタディさんの視点はとても新鮮でした。

戦略実現のための思考伝播:チームの自律性と共創のカギはサイファーだった!

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  • 同僚であり、同じチームでPdMをしている木村さんの発表です。
  • 今年6月のチームオフサイトで「サイファーでやっていきたいね」と話していたのですが、その言葉になぞらえてチームの取り組み事例を紹介してくれました。
  • 戦略と戦術の話など、木村さんが普段チーム内で語っている価値観やスタンスをそのままセッションでも話されていたため、一貫性が素敵だと思いました。
  • 自分が所属するチームの変遷や取り組みをスクラムフェスという場で改めて聞くことになるとは思っておらず、新鮮でもあり、不思議な気持ちでもありました。

撮りっきりコニカ開発秘話:生産・販売・開発の壁を超えた協働から学ぶ

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  • 私はフィルムカメラで遊んでいた時期が少しあった程度の人間ですが、「撮りっきりコニカ」の歴史を振り返るセッションはとても面白かったです。
  • 戦略の変遷として、小型化から始まり、次に高画質化へと軸足を移していった流れを知れたのは新鮮でした。
  • また、Mizoguchiさんが語っていた大涌谷でのエピソードがグッときました。「写真を撮ってほしい」と旅行客に渡されたフィルムカメラがご自身のつくった「撮りっきりコニカ」だったという話で、なぜそのカメラを選んだのか尋ねると「旅行にちょうど良いから」と答えてもらったとのことです。ユーザーのリアルな声に触れて価値が届いていることを実感できたという、作り手としてこれほど嬉しい瞬間はないのではないかと思いました。

まとめ

人生2回目のスクラムフェスでしたが、今回もとても楽しい時間を過ごせました。
反省点としては、レポートを書くにあたって記憶だけに頼るのは限界があると痛感したので、学びをしっかり吸収するためにセッション中はちゃんとメモを取ろうと思いました(レポートの有無に関わらず)。

 

スクラムフェスから得られるものは本当に多く、私自身もプロポーザルに挑戦するなど、学びを形にしてコミュニティに還元していきたいと感じました。

 

それではまたスクラムフェスでお会いしましょう。次回も楽しみにしています!!

ログラスはPlatform Engineering Kaigi2025に協賛します

ログラスは9月18日に開催されるPlatform Engineering Kaigi2025にBronzeスポンサーとして協賛しています。昨年に続き2年連続での協賛となります。

Platform Engineering Kaigi(PEK)とは

PEK2025 は、プラットフォームエンジニアリングに関する知識と経験を共有するための専門カンファレンスです。(公式説明

協賛の背景

ログラスではTech Valueである「Update Normal」の行動原則の1つに"技術的卓越性の追求と還元”を掲げており、自社での学びを積極的にコミュニティに還元していきたいと考えています。
プロダクト開発は年々複雑化しており、認知負荷の増加は、開発スピードを下げビジネス要求に影響するまでの課題になってきています。
ログラスではPlatform Engineeringの推進によって、この問題に対応していこうと考えています。
Platform Engineeringコミュニティの発展がログラスのミッションである「良い景気を作ろう。」にも繋がっていくと信じており、今年も協賛させていただきます。

ログラスにおけるPlatform Engineeringの取り組みについて

以下の記事もぜひあわせてご覧ください。

Scrum Fest Mikawa 2025に協賛およびデザイナー井上・PdM木村が登壇します


ログラスは9月5日〜6日に開催される「Scrum Fest Mikawa 2025」に協賛しています。
スクラムコミュニティを共に盛り上げていきたいという思いで、今回
Silver Sponsorをしております。

セッションの紹介

当日はデザイナー井上およびPdM木村によるセッションがございます。

デザイナー井上のセッション

時間

9/6(土) 13:30〜13:50

タイトル

BXデザイン組織が挑んだスクラム 〜ブランドを育み、デザイナーを解放する変革の物語〜

詳細

スクラム?なんやそれ??」
チームマネージャーからスクラム導入を勧められた時の正直な感想です。
そんな私たちがなぜ、開発組織ではないBXデザイン組織にスクラムを導入したのでしょうか?(BXデザインはBrand eXperience デザインの略で、ブランド体験をつくっています。)

その根底の1つに、従来のやり方では達成できなかった「デザイナーのキャリアの可能性拡大」という大きな目標がありました。

事業会社のBXデザイナーの業務は属人化しがちで、私たちもそうなりかけていました。
しかし本来、事業会社で働く上で真のやりがいとは、自身のケイパビリティを超えて他領域のデザインにも挑戦し、自分自身を育て、その結果としてブランドも共に成長させることだと考えています。
そのために、属人性を排除し、チーム全体でブランド体験を創造すること、そして全員が多様なタスクに挑戦し、事業会社で働くデザイナーとしてのやりがいを最大化することが不可欠でした。
そんな私たちの理想を実現してくれる可能性を秘めていたのが、スクラムだったのです。

初期の戸惑いや試行錯誤から始まり、いかにしてチームが自己組織化し、真のクロスファンクショナルなチームへと進化していったのか。その過程で直面した具体的な挑戦、そしてそこから得られた生々しい学びを共有します。

Scrum Fest Mikawa 2025 - BXデザイン組織が挑んだスクラム 〜ブランドを育み、デザイナーを解放する変革の物語〜 | ConfEngine - Conference Platform

PdM木村のセッション

時間

9/6(土) 14:00〜14:45

タイトル

戦略実現のための思考伝播:チームの自律性と共創のカギはサイファーだった!

詳細

株式会社ログラスの木村です。

私は Loglass 人員計画のプロダクトマネージャーを担当しています。

サイファーとはヒップホップ文化で参加者が輪になってラップを行い、互いに刺激し合いながら創造性を高める場のことです。

私達はチームのあり方や方向性を表現するメタファーとしてサイファーという言葉を日常的に使うようになりました。互いの立場は尊重しながらも、職種や役割を意識しながらきちんと主張していく事が、事業戦略とアラインされたプロダクト戦略を実現していく近道だと考えています。

私達は最初からこのようなスタイルを意識していたわけではありません。

Loglass 人員計画のプロダクトチームはエンジニア、デザイナー、QA、プロダクトマネージャーで構成されるバーチャルな組織です。

私がチームに参加した際は、前任者からの引継ぎと同時に新メンバー3名が加入するという大きな変化の中でスタートしました。顧客理解が最も低い私が新たなPdMとなり、チームには戸惑いや混乱が生じる中、プロダクトはPMFを目指すという課題もありました。

このチャレンジングな環境から約1年間でチームがどのように変容し、共創体制を構築してきたか、その過程と学びを共有します。

Scrum Fest Mikawa 2025 - 戦略実現のための思考伝播:チームの自律性と共創のカギはサイファーだった! | ConfEngine - Conference Platform


Scrum Fest Mikawa 2025にご参加予定の方は、ぜひ井上・木村のセッションもお楽しみに!

Scrum Fest Sendai 2025に協賛およびログラスメンバー3名が登壇します

ログラスは8月29日〜30日に開催される「Scrum Fest Sendai 2025」に協賛しています。
スクラムコミュニティを共に盛り上げていきたいという思いで、今回
Silver Sponsorをしております。

セッション・ワークショップの紹介

当日はエンジニア粟田のセッションおよび、エンジニア松岡・アジャイルコーチ大野によるワークショップがございます。

粟田のセッション

時間

8/30(土) 13:00〜13:45

タイトル

「AI時代を生き抜くために〜1年間のFAST実践で学んだ、自律分散型組織の可能性と難しさ〜」

詳細

AIの進化は、チームのあり方を根本から変えつつあります。Anysphereのように少人数で爆発的な成長を遂げる事例から、「人の代わりにAIを増やす」という新たな選択肢が生まれ、従来のクロスファンクショナルチームは「少人数と生成AIが集まる新時代」へと変化していくと考えています。

この変化に対応するために、1年間のFASTの実践によって得た経験や学びを有効活用できるのではないかと考えています。AIの進化に伴う新たなチーム像とFASTの目指す姿が非常に近しいという仮説を持っており、似た姿を目指すのであれば、似たような課題に直面するのではないかと考えているからです。

そして、私がFASTを実践する中でぶつかった多くの課題と、その課題とどう向き合ってきたのか?をお話します。ここで得た経験や学びが、みなさんがAIによってもたらされる変化へ対応していく際のヒントになれば幸いです。

Scrum Fest Sendai 2025 - 1年間実践したからこそ分かる、FAST × AI の可能性 | ConfEngine - Conference Platform

松岡・大野のワークショップ

時間

8/30(土) 15:00〜16:35

タイトル

スクラムの価値基準って、こういうことか!」を実感するワークショップ :システムコーチングで体験する5つの価値」

詳細

スクラムの価値基準、読んだことはある。  
確約、集中、公開、尊敬、勇気――どれも大事そうだし、スクラムガイドにも書いてある。

……でも、実際にどういうこと?って言われると、ちょっと困る。
そんな感覚、ありませんか?

価値基準は、ガイドを読むだけではなかなかわからず、現場で実践する中で徐々に“腹落ち”していくもの。でもそのきっかけをつかむまでに、経験と時間が必要になります。

そこで本ワークショップでは、そんな「なんとなくわかってるけど、体感まではできていない」価値基準を、システムコーチングの手法「メタスキルの輪」を使って、実際に体感する90分をお届けします。

Scrum Fest Sendai 2025 - 「スクラムの価値基準って、こういうことか!」を実感するワークショップ :システムコーチングで体験する5つの価値 | ConfEngine - Conference Platform

 

Scrum Fest Sendai 2025にご参加予定の方は、ぜひ上記セッション・ワークショップもお楽しみに!

 

スクラムフェス金沢2025参加レポート

こんにちは、ログラス エンジニアの櫻井です。

 

6/13, 6/14 に開催されたスクラムフェス金沢に参加してきましたので、初スクラムフェス現地参加の雰囲気をお伝えします。

 

www.scrumfestkanazawa.org

 

会場は金沢駅から徒歩15分のITビジネスプラザ武蔵という施設でした。

 

www.hot-ishikawa.jp

金沢駅の巨大な門。鼓門と言って、金沢の伝統芸能である能楽で使う鼓がモチーフだそうです。会場までの金沢の街は素敵な街並みでした。新幹線の時間がギリギリであまり観光できなくて無念でした。遠征でスクフェスに参加する方は余裕のあるスケジュールで現地を楽しみつくすのがオススメです。

 

ここからは、参加して印象に残ったセッションについて紹介していきます。

Keynote:国土強靭化とは何か? ~能登半島地震・豪雨に学ぶ~ 雄谷 良成 氏

  • 社会福祉法人佛子園の理事長 雄谷 良成さんによる素晴らしい基調講演でした。
  • 高齢者も、若者も、子どもも、障害のある方もない方も、ごちゃ混ぜで過ごせる場をコンセプトにした福祉施設のお話を中心に様々な活動を紹介いただきました。
  • 人が困難を受け入れて良い変化をしていくプロセス(否認→受容→感謝)や人々が活き活きとすごせる場づくりのパタン・ランゲージの考えかたを実例を交えて提示いただきすごく説得力
  • 余命宣告された入居者のお話、何度もトラブルを起こしてしまう方のお話など、向き合いにくい問題にしっかりと向き合い受け入れているお話は圧巻でした。
  • また、とてもお話がうまく、すっかり聞き入ってしまいました。壮絶なエピソードを終始にこやかに話されていたのが印象的でした。

スクラムチームの未来を照らすラフでライトでシンプルな見通しの立て方 asato

confengine.com

www.docswell.com

  • スクラムチームにおける見通しを立て続けることの大切さを説明いただきました。
  • 非常に丁寧かつ順序立てされた説明でとてもわかりやすかったです。最後の質疑応答で、今日の発表内容を書籍化しないんですか? と質問が挙がっていましたが、本当に教科書のような分かりやすさでした。
  • 特に見通しと計画の違いについての言語化が上手いなぁと感じました。開発者なら、見積もりをたてたら、計画(≒コミットメント)として扱われて困ったことが一度はあると思いますが、見通しはそういった計画とは違うということがわかりやすく説明されていました。

  • また、見通しの有用性を示しつつも、見通し自体はユーザーに価値を提供しない。だから「ラフに、ライトに、シンプルに」運用することが大事。と続き、実践的な内容だと感じました。

 

FASTと向き合うことで見えた、大規模アジャイルの難しさと楽しさ  @wooootack 

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speakerdeck.com

 

  • 弊社ログラスから @wooootack による FAST の発表です。
  • 日本ではほとんど前例のない FAST という手法で、現場で発生した様々な課題や混乱に向き合ったお話でした。
  • 普段から社内で誰よりも大規模アジャイルと向き合っている @wooootack だけあり、課題の一つ一つがリアルで生々しい内容で、すごく熱量が伝わってくる発表でした。
  • 特に、複雑な課題を安易に分割せずに向き合うという部分がすごく良かったです。まだまだ試行錯誤しながら進めているFASTですが、この部分の価値は見失わないようにしたいなと改めて感じました。
  • あと純粋に発表がメチャクチャ上手く、さすがだなと思いました。FASTの説明から、現場の課題、得られた学びが綺麗にまとまっていて最高の発表でした。

 

チームのギクシャク、システムコーチングで体験してみよう!

2日目の最後に参加したワークショップです。

せっかくの現地参加だったので、是非ともワークショップに参加したいと思い参加しましたが大変満足度の高いワークショップでした。

コーチ役の二人はもちろんですが、他の参加者の方もファシリテーションや場作りが非常に上手な人が多く、終始楽しく参加することができました。

 

システムコーチングとは、

従来の対個人のコーチングではなく、チームや人間関係(≒システム)を対象としたコーチングを指すそうです。

 

crrglobaljapan.com

 

参加しての感想ですが、すごく面白い手法だなと感じました。

チーム間の問題は、一人一人の意識を変えても簡単に解決しないことが多いですが、それならチームごとコーチングしてしまえば良いという発想は目から鱗でした。

コーチングのパターンは色々存在するようなので、詳しく調べてみようと思います。

 

最後に

以上、スクラムフェス金沢の参加レポートでした。

参加後に風邪でダウンしたりと色々あり、参加からだいぶ期間の空いた参加レポートになってしまいました。

参加時のメモに加筆しながら記事を書いていますが、今思い出しても、とても素敵なイベントでした。

スクラムフェス金沢運営、登壇者の皆様に大感謝です。 

ログラス初の社内AIハッカソンを開催しました

こんにちは、ログラスでProductHRをしている永井です。

先日7月22日に、社内で初となるプロダクト開発組織全体での社内AIハッカソンを開催しました。
この記事では開催の背景から準備・当日の様子をお届けします。

初開催の社内AIハッカソンの開催背景

現在はAIの普及により職種間の境界が曖昧になり、新しいワークフローが次々と生まれています。
一方でログラスでのAI活用は個人の業務効率化レベルに留まっている側面もあり、組織としてのポテンシャルを活かしきれていないのでは?という課題感もありました。

その課題を強く感じていたデザインMgrのうえだがAIハッカソンを企画し、そこに賛同した運営メンバー4名と共に準備を進めてきました。

うえだの発信から始まった企画

当日に向けては、デザイナーがAIと共同制作したポスターを社内に貼り出したり、事前にチーム分けを発表するなどして組織全体を盛り上げていきました。

今回のAIハッカソンの内容

今回のAIハッカソンでは、

1. AIによる新しい働き方の実践
2. 職種横断的なAI活用アイデアの創出 
3. 全社的なAI活用ナレッジの共有促進

の3つをゴールとしました。

そのうえでテーマは『AI秘書育成ハッカソン』〜日々の業務からの解放〜とし、各自が抱える「時間がかかる」「面倒だが重要」な業務をAIに任せるアイデア・ソリューションを開発することで、より創造的な業務に集中できる環境づくりを目指しました。

エンジニア・デザイナー・PdM・ProductHRなどプロダクト開発組織のメンバーを職種横断で約5名ずつのチームに分け、実用性・技術革新性・デザイン性などの複数の審査軸で優勝を決める形式としました。

当日の様子

当日は最初に全員で集まった後はチームに分かれ、6時間ほどのハッカソンタイムを経て、チームごとの成果発表と審査結果発表という流れとしました。

ハッカソンタイムでは、各チームがユーザーとなる社内メンバーにヒアリングをしたり、業務フロー図やアーキテクチャ図を書いたり、各種AIツールでモクモク実装したりと、どのチームも賑やかに取り組んでいました。

成果発表&グランプリ発表

各チームの成果としては
- 経営企画業務を体験し、ユーザー理解を深めるためのシュミレーションゲーム
- 社員の自己紹介DBをもとに、話が弾みそうなメンバー同士を提案するツール
- カスタマーサクセスが担うアダプションをサポートするSlack bot
- 顧客要望を分析するダッシュボード

など多様なアイディアが生まれ、ハッカソンの時間内でモック作成だけでなく、実装まで完了したチームもありました。

特に印象的だったのは、どのチームも単なる技術的な実装に留まらず、実際のユーザー体験や業務フローまで考慮していたり、ユーザーとなるメンバーにアウトプットの使用感をヒアリングしていたことです。
ユーザー起点で、ユーザーにとって本当に価値のあるものをつくるという観点は普段の開発と全く同じだと感じました。

成果発表の様子

そして栄えある第一回AIハッカソンのグランプリは・・・

マーケティングチームが行なっている展示会のシフト作成の自動化ツール」

となりました👏

ログラスでは年間で多くの展示会に出展していますが、200名近い参加メンバーのシフトをマーケメンバーが手作業で組んでいるという課題を捉え、その作業を効率化するツールを実装しました。

これまで3時間かかっていた展示会シフトの初稿作成が、1クリック・3分で完了するという99%工数削減のツールに、デモを見てもらったマーケメンバーからの「いいですね!これで運用を回してみたいです」というコメントも発表されていました。
このチームには普段展示会のデザインに関わっているBXデザイナーがいたので発見できた課題でもあり、まさに職種横断ならではの力を発揮していた点も印象的でした。

優勝チームの皆さん、おめでとうございます!

参加したメンバーからは
「複数職種がいるチーム構成であり、いろいろな視点からコメントしながらものづくりができてよかった」
「審査基準に実用性があったおかげで理想と現実の中で現実的なソリューションを探索する方向に知恵を絞れた。その結果、プロダクト開発の楽しさと難しさを味わえた気がしてよかった」
「Claude Codeなどを使えば、こんなに短期に開発サイクルを回せるのだと身をもって実感できた)」
などポジティブな感想を多く聞くことができました。

また、
「ビジネスサイドを巻き込んで全社ハッカソンするとより良い課題が見つかりそうだなと思った」
「Sales側にも数名参加してもらえると、より幅広く実務で利活用できるソリューションが生まれる可能性が高いと感じた」
といったコメントもあったので、全社を巻き込んだAI活用による課題解決も引き続き取り組んでいければと思っています。

オフライン参加メンバーでの集合写真

おわりに

今回初めて社内AIハッカソンを開催しましたが、1日という短時間でも職種横断的なチームワークとAIツールの活用で、実用性の高いソリューションが生まれることを実感できました。
一方で最後の総括でCTO伊藤からは「1日でものすごく良いアウトプット・アウトカムが出たと思いつつも、あえて厳しいことも言いたい。今日のアウトプットの中にはAIの力を全然引き出せておらず、これまでのプロダクト開発の延長線上でしかないものもあった。AI駆動でこれからのプロダクト開発を本気で変えていかないといけないので、今日の内容で満足してはいけない。本来であれば、どのチームももっとAIの可能性をしっかり引き出して、AIで本当に変えていくという気概で今日中に動くものを作り切ってほしかった。」という激励もありました。
今回のAIハッカソンが今後のAI駆動開発を加速させていくきっかけと捉え、今後もプロダクト開発組織全体でより本気でAIと向き合っていきたいと思います。

CTO伊藤からの激励メッセージ

We are hiring!

ログラスでは全社的なAI活用推進をリードするポジションを積極募集中です!
少しでも興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください!

運営メンバー(AIと共作のデザインを入れたお揃いのTシャツも制作)

SRE NEXT 2025 に協賛およびEM勝丸が登壇します

ログラスは7月11日〜12日に開催される「SRE NEXT 2025」に協賛しています。
信頼性に関するプラクティスが集まる本イベントを共に盛り上げていきたいという思いで、今回LOGOスポンサーをさせていただいております。

セッション紹介

ログラスからはクラウド基盤チームEMの勝丸が「SRE不在の開発チームが障害対応と向き合った100日間」というテーマで登壇します。

ぜひご視聴ください。(視聴申し込みはこちら

時間

7/11(金) 11:30〜12:00

タイトル

「SRE不在の開発チームが障害対応と向き合った100日間」

詳細

創業以来、障害対応はエンジニアの持ち回りで行ってきた私たちのチーム。大きな混乱もなく、うまくやれているつもりでした。

しかしある日、カスタマーサクセスチームから「最近の障害対応はうまくいっていない」というフィードバックを受けました。最初は「そんなはずはない」と思っていましたが、会話を重ねるうちに、対応品質のばらつきや伝達の不統一など、顧客視点でのズレが少しずつ明らかになっていきました。
マニュアルはあったものの、読み合わされることもなく、ドキュメントの存在すら知らないメンバーもいた。「誰に何をどこまで伝えるか」は人によってまちまちで、知らないうちにチームが期待を毀損していたのです。

このセッションでは、そこから障害対応の品質改善プロジェクトを発足し、約3ヶ月かけて取り組んだ改善活動を紹介します。
インシデントコマンダーの専任化から始まり、障害対応フローの整備、Slack運用の見直し、外部ツールの導入、ステークホルダーとの対話を通じた文化づくりなど、仕組みと会話の両輪で信頼性を回復させていった試行錯誤の記録です。

SREやEMのような肩書きがなくても、信頼性には向き合えます。
信頼を取り戻し、チーム全体で障害対応に向き合える土壌をつくっていく。そのプロセスと得られた気づきを共有します。

参考情報

ログラスにおけるSREの現状と未来や面白さについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

採用情報

ログラスではクラウド基盤チームからSRE組織に進化する途中であり、共にSRE組織を立ち上げる方を募集中です!
ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。